KSネット俳句会

141回   
                                                                                平成29年12月6日   

                                           
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     かつら
朝なさな十一月の庭を掃く
落葉降る樹木葬てふ別れあり
小春日の雲みな白く底平ら
捨て舟の猫の親子や磯小春
藁ぶきの屋根の厚さや寒の月      えぼし
見上ぐれば見下ろしてゐる寒鴉
頭から寒さ降りくる冬初め
手袋の片方残る衣装箱
白鷺の影濃くのびる冬の川
一茶の忌白き黒姫山遠望す      藤遊子
響き良い手締めも買ひし三の酉
黄落や骨董市をひやかしぬ
取り残す柿は鴉にまかせけり
黒々とタンカー沖へ冬銀河
塩加減気にし魚干す初冬かな      アトリエ
陽だまりに老いの集まる冬はじめ
廃屋の景色かへたる蔦紅葉
コラージュにロダン貼りつけ冬灯
冬の月ロボット歩む影見たり
実千両鳥に譲りて瓶さみし
           しかの
大川の潮の満ち干を見て小春
桜紅葉散るからつぽの乳母車
冬の月こころ急くことあればなほ
枯芒夕日にちからもらひたる
?に当て火照りをさます蜜柑かな